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手紙の基本スタイル〜その1

●前文●


手紙の基本的な構成は、大きく分けて、前文、主文、末文、後付けの4つに分けることができます。この4つを押さえることで、作法にかなった手紙を書くことができるとされています。この点、まず、前文ですが、頭語のあとに時候の挨拶、相手方の安否を気遣う挨拶やお礼を述べる謝辞などを続けるのが一般的です。文例は様々あります。たとえば頭語のあと、時候の挨拶と安否を気遣う挨拶の2文をまとめて、「拝啓 日ごとに春めいて参りましたが、皆様いかがお過ごしですか」などと書く場合が多いようです。ただし、お見舞いやお詫び、急を要する知らせなどの場合には、頭語を省略してもかまわないとされています。
確かに、急いで相手の許しを請うべきような詫び状の場合に、季節の挨拶を長々するのは、的が外れているといえるでしょう。こうした点も、内容に応じて臨機応変に書き分けるべきといえます。なお、頭語のあとに、句読点をつけたものを時々見受けますが、これは間違いです。1字空けるか、改行するのが正しい書き方なので注意しましょう。

    ●主文●


    手紙において、もっとも伝えたい部分、用件の部分が「主文」にあたります。通常、前文に続けて、「さて、この度は」や、「早速ですが」「ところで」「実は」「先日お知らせしましたように」というような書き起こしとともに書きます。この場合、前文とは段をあらため、文頭を一字下げて書くと、読みやすくなります。こうした基本構成を踏まえて書くことにより、手紙の用件が何であるか、相手に伝わりやすくなるといえるのです。

    ●末文●


    手紙の結びの挨拶と、頭語に呼応した結語を書いた部分が、手紙の末文にあたります。結びの挨拶は、用件をまとめたもの、相手の健康や繁栄を願うもの、今後のおつきあいをお願いするもの、返信をお願いするものなどがあります。お礼状やお詫び状などの場合には、最後にあらためてその旨を念押しする形も、多く見受けられます。なお、頭語を省略した場合には、結語も書かないのがルールです。

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